2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「写真の会賞」は、西井一夫を中心として集まつた「写真の会」の会員が話し合つて、「写真的行為」に対して出す賞ださうである。西井は亡くなつたが、会も賞も続いてゐる。 1998年の第10回は浜田蜂朗『殺風景』(浜田蜂朗写真集刊行会、1997)と他二作品に授…
昨日の続き。どんな本か。小さく薄い本で、十点の写真。九点が「reproductions」で一点が「original photograph」。タイトルの通りなのだが、三つは富士山みたいな形をした別のものである。山そのもの(或はその代りのもの)の見え方はいたつて普通で、つま…
知らないうちに売り出されて、知らないうちに売り切れてゐた。そのうちに「古書」として出てくるだらうと思つてゐたら、まとめて出てきた。業者が買占めてゐたのか。元の値段は分らないが、たうぜん彼らの利がのつてゐる(それは悪いことではない)。五百部…
私は三月に55ドルで買つたのだが、今見たら同じ店で75ドルになつてゐる。売行きがよくて、残りが少くなつたので値上げしたと思はれる。本に定価の記載はない。これが一度売切れると、古書市場(古書とは一度買はれたことがある本といふ意味)で値段がさらに…